こまつ町家文庫 File#0002
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お店がオープンしたのは何時ですか?
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2010年11月 です。
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どんなお店ですか?取扱商品やシステムを教えてください。
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リサイクル本とカフェ「こまつ町家文庫」は、本と本の交換所です。 元々は畳屋さんだったという築80年を越える町家を、 大きな改装は加えずに昭和の趣を残したまま利用しています。 読まなくなった本をお持ちいただくと、ポイント計算し、カードにスタンプを押して、たまったポイント分だけ町家の中にあるお好きな本と交換できるしくみです。
話題のテレビドラマの原作から不朽の名作古典まで、さまざまな本が並んでいます。 ちゃぶ台でのカフェスペースや、無料でお持ち帰りできる本のコーナーもありますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください! -
営業日や、時間を教えてください。
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OPEN 11:00〜18:00
営業日:水〜土 -
町家文庫がめざしていることは何ですか?
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ひとつは、石川県民のみんなで、それぞれが出会った「本」という人生の宝物をどんどんシェアしていくこと。
本と人との出会い、人と人との出会いが、町家文庫というちいさな空間から少しでも広がっていってほしいという願いがあります。
そして、小松の歴史を受け継いだこの町家を舞台に、街の若者から近所のおじいちゃんおばあちゃんまでが集まって、初対面でも自然と会話が始まるようなあったかい雰囲気のある場所にしていきたいと思っています! -
よくイベントを開催していますが、過去開催したイベントを簡単に紹介してください
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最近は「まち活TSUNAGU」主催のイベント会場としてよくご利用いただいております。
南加賀のまちづくりに焦点をあてた対話イベントの「まちづくりワールドカフェ」、毎回本のテーマが違う朝の「読書カフェ」、人生の問いを話し合う「哲学カフェ」などが、まったりとした雰囲気の中でおこなわれました。 -
ところで、いま町家文庫にとっての課題は何ですか?
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実は意外と、学生さんや若い人たちに存在がまだあまり知られていないということですね笑。
もっとPRしていきます! -
今後は、どんなことをしたいですか?
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「まち活TSUNAGU」をよき先例として、ご縁あって町家文庫に訪れてくださったまちのみなさん一人一人が 主役となって、この町家の空間をさまざまにご活用いただきたいと思っています。 設備は決して十分ともいえませんが、やってみたいことがあったら、小さなことでもいいのでぜひお話を聞かせてください! ご近所の町家のみなさんや駅前商店街とも少しずつ連携して、いっしょになにかおもしろいことをやっていきたいですね 。
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最後に、HP訪問読者に呼びかけたいことは?
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古い建物だから隙間がありますが、積み上げてきた年数だけ、ここにしかない魅力があります。
古本だから必ずしも綺麗ではないですが、そこには愛すべき人間くささがあります。
過去を懸命に生きてきた人たち、今を生きている私たち、未来を生きる子どもたち…
そんな時間の流れ、人との果てしないつながりに、古本や建物をとおしてほんのひとときでも思いを馳せていただけたならうれしいです。
これからは、「今、ここ」にすでに在るものを知恵と工夫で活かして、新しい価値を楽しく生み出していく時代だと思っています。
町家文庫もそんなひとつの場所として、地域のみなさまにどんどん使っていただけたらと思います。
いっしょに新たな歴史を刻んでいきましょう!
本を持っていなくてもかまいませんので、ぜひお気軽にあそびにいらしてくださいね!
今回の取材は「 こまつ町家文庫 」さんです。
「こまつ町家文庫」へのアクセス・連絡先
〒 923-0926 石川県小松市龍助町102
TEL:0761-27-1205